干物は一見食品添加物とは無縁に思われるかもしれませんが…
食品添加物が使われているケースも多い食品です!
今回はピチットシートで作れる!
安心安全な【完全無添加のアジの干物】の作り方をご紹介致します。
干物に使われている食品添加物
特に海外から輸入されている干物には様々な添加物が使われています。
品質保持の為の食品添加物
酸化防止剤
「酸化防止剤」とは自らが酸化することでアジの干物の酸化を防ぐ食品添加物で、脂分の酸化による色や風味の劣化を防ぐ効果があります。
PH調整材
干物にした魚にはそれぞれ変色・変質・腐敗などを抑えて品質をより良く保つ適切なpHがあります。干物をこの適切なpHに保つために、pH調整剤が使われています。
旨みを加える為の添加物
アミノ酸
最も代表的なアミノ酸系調味料のL-グルタミン酸ナトリウムは昆布の旨み成分として一般的に認知されています。工業的にハチミツやでん粉を原料として発酵法で製造されます。
見た目向上の為の添加物
着色料
サバのみりん干しでよく使われているのが
・カラメル
・赤102
・黄4
3種類の色を混ぜ発色を良くしています。
増粘剤
こちらもサバのみりん干しでよく使われており、粘度を付ける為に使用されている食品添加物です。焼きあがった時の見た目向上の目的で使われています。
完全無添加のアジの干物を作ってみよう
本来の干物とは
魚の水分を減らして保存性を高めたもの!
古来から作り上げられた魚の保存食であり日本の伝統食です。
時代は進化して天日干ししなくてもピチットシートを使用してアジの干物が作れるようになりました!
完全無添加で美味しい昔ながらのアジの干物!
是非作ってみてください♪
安心安全なピチットシート
ピチットシートは食品包装材料として厚生労働省の規格基準に適合したポリビニルアルコールフィルムの間に、清涼飲料水等に一般的に使われている水あめ(=浸透圧作用)と、天然物から抽出され、多くの食品に使われている海草エキス(=吸収した水分の保持作用)を挟み込んだものです。
食品に触れてもまったく問題はありません。
必要な材料(一人前)
アジ 1匹
10%濃度の食塩水 適量
ピチットシート 1枚
アジの開き方
とってもわかりやすく解説されているYouTube動画です。
こちらを参考にしてみてください。
アジの干物の作り方
工程①
エラと内臓を取り腹開きにして水洗い、10%濃度の食塩水に一時間漬ける。
工程②
キッチンペーパーで水分をふき取り、ピチットシートに包む
工程③
冷蔵庫で保管し脱水する
20時間の脱水
脱水が進みしっかりした干物になります。
工程④
焼き上げて完成です♪
美味しく作るコツ
アジのサイズ、魚の脂の乗り具合、塩の種類、塩水の濃度、塩水に漬ける時間、ピチットシートで脱水する時間によって味は変わってきますので色々試してみるのも面白いと思います。
私のレシピの参考データ
アジのサイズは約20センチ
今回使用した塩はどこでも手に入る「伯方の塩」です。
にがりをほどよく残し、海水の成分をいかしてつくった風味のある美味しいお塩です。
※精製塩の使用は避けた方が良いでしょう。精製塩は塩化ナトリウムが99%以上でミネラル分が無く刺激の強い味になってしまいます。
漬け込みの時間
一時間が標準で塩辛くなることはありません。
脱水の時間
20時間の脱水で丁度よい塩気になりました。
完全無添加~アジの干物を食べた感想
自分で作ったアジの干物を食べた感想は…
市販のものと変わらず普通に美味しいです♪
市販品より若干コストは高くなりますが、完全無添加の安全なアジの干物!!
是非、試してみてください!
長期保存なら真空パック
私は多く作って真空パックして保存しています。
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