小田原市漁業協同組合青年部が新たな名産品を作りました!
それがこちら⇒「キャベツウニ」
通常ムラサキウニは身入りが非常に少ないため食用にはなりません!
その為、捕獲されず増えたムラサキウニは海藻を食い荒らし問題となっています。
しかしキャベツを餌にムラサキウニを養殖すると…
身入りが良くなり、天然特有の渋みもなく甘みも増すとのこと…
是非食べてみたいですね♪
今回は「キャベツウニ」について詳しく解説致します。
海を荒らすムラサキウニ
ムラサキウニはホンダワラやカジメ等の海藻を主に餌にしています。
近年ムラサキウニが大量発生して、餌となる海藻を食い尽くす問題が起きています。
食い尽くされると岩場は白く変色し「磯焼け」の状態となります。
その結果…そこを生息地としていたアワビやサザエが育たなくなり漁業に大きな影響を与えているのです。
ムラサキウニは取っても食用に向かない為、今までは捨てるしかありませんでした。
ムラサキウニを食用にする研究
ムラサキウニは雑食で海藻以外にも何でも食べます。
神奈川県水産技術センターが様々な餌を研究した結果、ムラサキウニがキャベツを好んでよく食べる事がわかりました。
千切りしたキャベツを塩漬けにして海水に沈むようにして与えると食いが良く、二か月後には体重の2から4%しかなかった卵が15%から20%まで増えたそうです。
キャベツウニ養殖のメリット
キャベツで養殖したことは大きなメリットばかりでした。
◆食べる部分の卵が大幅に増量
◆キャベツ臭なし
◆天然物特有の渋みなし
◆甘み旨みも一般おのウニと変わらない品質
◆狭い生簀で密集させても良く育つ
◆廃棄キャベツの有効活用
◆磯焼けから回復の可能性
◆アワビとサザエの資源回復
◆新たな名産品により収益アップ
キャベツウニとしてブランド化
キャベツウニの養殖を開始してまだ2年ほどです。
テレビでも特集されブランドとしての認知度、価値も今後上がっていくことでしょう♪
「キャベツウニ」は2020年7月18日(土)放送の満天青空レストランでも特集します。
キャベツウニは三浦半島でも名産品に
三浦半島はキャベツの特産地でキャベツウニ養殖の餌もスムーズに供給出来ます。
逗子市の小坪漁業協同組合も2020年7月7日に初出荷しました!!