ルアーマグロ船上での安全対策とバーブレスフックの必要性について解説!

7月から相模湾ではシイラ・マグロのオフショアキャスティング(船でのキャスティング釣り)が始まります。

密集した船上の釣りでは大きな危険も伴いまます。

今回は安全対策やバーブレスフックの必要性ついて解説致します。

ルアーシイラ船の場合

シイラは群れで回遊しているので良い群れに当たると入れ食いになることもあり、船上にバンバン上がるケースもあります!

シイラは別名で万力とういう名前がある魚で恐ろしいほどのパワーがあります。

釣り上げられたら船上で激しく暴れ、付いているルアーを振り回し刺さってしまう危険性も・・・

シイラ船は基本的にアンダーキャスト・ルアーのフックは全てバーブレス(かえしを潰した物)にするよう決まりがあり、万が一の事故が発生した場合でも、被害を最小限に抑えられるようルール化されています。

ルアーマグロ船の場合

ルアーマグロ船の場合は船宿にもよりますがルアーシイラ船のようにバーブレスフック使用と明確なルールが設けられておりません!

マグロの群れは船が近づくと沈んでしまいますので、ギリギリの射程圏内から狙うことが多くなります。

飛距離が必要になるので基本的にはオーバーヘッドキャスト、100gを超えるマグロ用の大きなルアーを投げるのでフックはかなり大きなサイズになります。

相模湾でよく使われているフックがST-66スティンガートリプルフック 3/0

使った事のある方はご存じかと思いますが、マグロやGTに使われている太軸の強度重視のフックです。

つまようじ程の太さのある返しのないST-66スティンガートリプルフックが万が一刺さってしまうと簡単には抜けません!ほぼ病院行き確定です!!

ルアーマグロ船における安全対策と心構え

◆オーバーヘッドキャストでルアーは目線のあたりに来ます。キャスト時には必ず『投げます』と周囲の人に声をかけて安全確認してからキャストして下さい。

◆マグロが跳ねているからと焦って周囲への注意を怠りキャストするのは禁物です。

◆皆さんがキャストしている中、後ろを通る場合は『後ろ通ります』と声かけて注意を促しましょう。

◆ミスキャストから頭部と目を守る為に帽子と偏光グラスは必ず着用

◆コロナ対策とミスキャストから顔を守る為フェイスガード着用

◆船上で魚が暴れるケースもあるのでサンダル等の足の指が出る物はNGです。また踏ん張りも効かないのでバランスを崩す危険性もあります。

◆フックは必ずバーブレス

◆魚からフックを外す場合はプライヤー使用、素手で外すと暴れた場合かなり危険です。

◆ライフジャケット着用(レンタルも必ずあります)

◆乗船名簿(万が一の連絡先)には連絡の取れる電話番号を記入、私は実家の電話番号を書いています。

最後に・・・

万が一他人に怪我をさせてしまった場合

多額の治療費や賠償金が発生するケースもあるでしよう。

返しのあるフックが刺さって抜けない場合は、釣りを中止し港に戻り病院行きです。

多くの方に迷惑がかかります。

万が一の事故を防ぐ為にバーブレスフックを使用し、しっかっりした安全対策と心構えを持ちましょう!!

TAKA@FISH×HUNTER~お魚クック~